きっかけは来年分のセール
ANA修行を終えて、ANAマイル旅行も無事終えることができて、次は何しようかなと思いたち、JAL修行を考え始めました。
いままではプレミアムシートがある年末年始の早期割引のチケットは搭乗日の2ヶ月前販売だったので、次年度の修行を1月から始めるためには、前年の10月くらいから計画をすれば間に合いました。去年のこのブログがその時期から始まっているのもそのせいですね。
ところが、今年はANAもJALも年末年始から3月末までのチケットを一斉に8月末に売り出すように方向転換しました。
ANAの場合は1月~3月が修行の肝となる期間*1で、この時期のチケットを制するものは修行を制すると言っても過言ではないので、戦々恐々としていました。
今までのANA修行の感覚からすると、1月~3月の計画を一気にしなければならない!なう!と思い込んで、JALも調べなければ!と急遽本腰を入れて調べはじめることになりました(ΦωΦ)
今回はJAL修行するにあたり、どんな修行パターンがあるのか、私なりにまとめてみました。*2
ANA修行はドラクエでJAL修行はFFみたい
まとめは後述しますが、先に感想をいうと「ANA修行はドラクエでJAL修行はFFみたい」だと思いました。
ことばのちがい
まずは、ドラクエで言う「やくそう」はFFで言うところの「ポーション」みたいな用語は違えどシステムや意味はほぼおなじ、な事はたくさんあります。ざっと思いつくところでも「SFC」と「JGC」とか「PP」と「FOP」とか「旅割」とか「先得」*3とかですね。ま、このあたりはただの方言の違いですね。
ドラクエとANA
誤解を恐れずに言うならば、ドラクエのゲーム性は「1本道のおつかい」です。
どういうことかというと、ドラクエは
- 城を旅立ち
- 村に行くと第一村人に会い
- 魔物や盗賊に困っているという事件をききつけ
- 周辺でバトルをしてレベルを上げて
- ボスを倒して事件を解決してモテモテ
ANA修行はとても似ています。
- マイルを貯めて
- スカイコインにして
- 効率のいい同じような国内線に淡々と乗る
- または「OKA-SIN/OKA-SYDタッチ」や「安い旅作」に数本乗る
こんなパターンをこなすことで比較的簡単に解脱が達成できます。やり方が定型化されていて、プレーヤーごとの経験にあまり違いがありません。そのかわり攻略本のごとく、経験者やブログがたくさんあって、選択肢があまりない分、迷うことなく淡々と作業すれば達成できます。
FFとJAL
さて、FFことファイナルファンタジーは「分岐のある修行」なことが多いです。
- 城を旅立ち
- 村に行くと第一村人に会い
- 魔物や盗賊に困っているという事件をききつけ
ここまで大体おなじなのですが…
あたりが、FFです。あと、やたらプレーヤーが死にます。*6
で、
- ボスを倒して事件を解決モテモテ
紆余曲折あろうとも、最後にファイナルにファンタジーになっていれば大体大丈夫なゲームになっています。つまり、プレーヤーの選択肢がいくらかに別れて、どれを選択しても正解になるように出来ています。
ただし、ある局面では、AかBかCかをいつどう選択したかによって、攻略しやすい場合と攻略しづらい場合があったりなかったりしますし、とにかく「プレーヤーに選択肢を迫る」というところがファイナルファンタジーのゲーム性です。
JAL修行でとても似ているところは
- 基本的に自腹で、時にマイルを組み合わせる
- 特に時期に縛られずに比較的自由に飛べる
- 海外発券を軸に国内・海外を選ぶ
- びっくりキャンペーンが突発的にあらわれ超絶タイムリミットで決断を迫られる
どの手段をとっても、単価を低く総額も押さえてられて、ANAより簡単に解脱できます。
ただし、攻略方法が多岐にわたってたくさんあり、体験談を調べているとバラバラの情報を集めている感じがあります。経験者のブログがANAに比べて少なく、方法もいくらかあるので、結局どれでどうやるのかを自分で選択しなければなりません。
ベースは海外発券とキャンペーン
さて、前置きが長くなりましたが、いくつかのパターンをまとめました。
ベースとするべきは「1.価格が圧倒的に安い海外発券」で、それに国内のストップオーバー組み合わせるというのが王道のようです。
そして、「2.毎年やるよねキャンペーン」とすごい金額の「3.びっくりキャンペーン」があるので、これに乗っかることで効率を上げます。
最後に、残りを補うように「4.羽田✈那覇の国内旅得などで微調整」するというのがなんとなくの私の戦略です。3のびっくりキャンペーンで出たとこ勝負で勝ち取れると、いきなりエクスカリバーをゲットする感じの破壊力があるのもこのゲームの面白いところです。
1.JAL海外発券・クアラルンプール発東京便プレエコ(10万円 1.6万FOP 単価6.0円代)
クアラルンプールやシンガポールやバンコクなどの主要な東南アジアを起点にした、海外発券+石垣・沖縄という類のものです。
そして、プレミアムエコノミークラスの海外発券は、ANA並に安くなっているようです。そして海外発券の最大の問題は「じゃあクアラルンプールにどうやって行くの?帰ってくるの?」です。私も最初、この仕組みがなんの事なのかさっぱりわかりませんでした。
海外発券についてはANA版ではありますが、まるさん(id:kanamalu)の記事が超絶わかりやすいです!
基本的な発想は同じです。まるさんはやく紅組に来て!紅版つくってほしぃ(ΦωΦ)
2-1.マレーシア航空・東京発オセアニア便ビジネスクラス(13万円 2.2万FOP 単価6.1円代)
こういうやつです。
毎年決まった時期にオファーがある、ワンワールドの海外航空会社が定期的に出す、オトクなビジネス便です。
安くて、単価もよく、サービスもよいビジネスクラスで楽々、2万FOPという大量のFOPが稼げるキャンペーン便です。
JAL便ではないので、この便だけで達成はできないのが欠点です。また、GW前後の普通の日が対象など、基本的にオフシーズンの地域とタイミングになります。あとは、日帰り便よりも数日過ごすほうが単価がよかったりする場合があるので、ついでにオーストラリア・ニュージーランド旅行ができるのも特徴です。
2-2.JAL・東京発クアラルンプール便ビジネスクラス(12万円 1.6万FOP 単価7.7円代)
この画像のキャンペーンは違うものですが、こんな感じのバンコク、クアラルンプールなどの便です。
ちょうど2-1のJALバージョンのようなバーゲンです。JALのビジネスとしては破格らしいのですが、単価が高くなってしまうのが欠点です。でもJALのビジネス便です!ANAのビジネス便にも乗ったこと無いのに!オヤジにも殴られたことがないのに!もしゲットできたら初体験ですし、一度はJALビジネス便に乗ってみたい♫と思います。
3.びっくりキャンペーンビジネス(7.5万円 2.6万FOP 単価3.X円代)
年に1回か2回、Qatar航空などから出たりするバグ価格のような設定の便です。
たとえば、これはびっくりキャンペーンのサンプルですが、この旅程では「ホーチミン(SGN)→ドウハ(DOH)→ニューヨーク(JFK)」の往復で7万円代といったものになっています。
はい、こういうのを見つけた瞬間、みなさんの頭のなかには次のようなことが浮かぶはずです。
- ホーチミンってどこだっけ
- ドウハってどこだっけ
- ニューヨークにいきたいんだっけ
- この日程あいてるっけ
- どうやってホーチミン行こうか
しかし!びっくりキャンペーンは本当に一瞬で無くなってしまいます。なぜなら世界中のマイラーたちがこういう便を狙っているからです。オウ、イッツ・ア・スモールワールド、ワンワールド!!。世界はひとつですね!
この案件にはそういうわけで、こんな余計な事を考えるいとまもなく、即ビッグウェーブに乗る必要があります。
ただ、こういうお祭りに参加するためには、今まで発券に慣れていたり、スリーレターコードでどのあたりにある地域なのかなどが解っていないと、怖くて速決断ができない感じのものです。
が、発券してしまえばなんとかなります(ΦωΦ)
4.羽田✈那覇の旅得などで微調整(2.0万円 0.3万FOP 単価6.5円代)
さいごに、国内JAL便です。クラスJやエコノミーの早期割引のチケットのことです。クラスや割引の種類によってFOP単価が違うのがJALの特徴です。
ざっくり考えて、那覇✈✈羽田の往復で3,300FOPくらい2万円でできると考えるといいかと思います。
単価はパフォーマンスいいですが、これだけで達成するにはとにかく何回ものらなければならないのと、ANAのように平会員でもプレミアムシートでゆうゆう過ごせたりはしないので、ドラクエのようにはぐれメタルを「せいすい」で倒せたりするウラ技はファイナルファンタジーにはないので、FOP解脱するためには補填的に使うのがよさそうです。
まとめ
No | 案 | 航空会社 | クラス | 価格 | FOP | 単価 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | KUL発券 | JAL | プレエコ | 10万円 | 1.6万 | 6.0 |
2-1 | 東京オークランド | Malaysia | ビジネス | 13万円 | 2.2万 | 6.1 |
2-2 | 東京KUL | JAL | ビジネス | 12万円 | 1.6万 | 7.7 |
3 | びっくり | Qatar | ビジネス | 7.5万円 | 2.6万 | 3.X |
4 | 羽田那覇 | JAL | エコノミ | 2万円 | 0.3万 | 6.5 |
表にまとめてみると「びっくり」はおいておいても、どの手段をとったとしても、トータルで単価が6~7円くらいで済みそうということがわかります。
JALは自腹で修行する必要がありますが、単価はかなり押さえることができます。
JGCのために達成すべきFOPは実質4.4万FOPなので、単価7としても、30万円くらいで済ませられることができそうなのは、ANAとの大きな違いということを再度実感しました。
ただ、ANAにはないJGPを目指したくなって、追加で20万円*7くらいポッと払いそうになってしまうのを抑えられるかが悩みどころではあります(_)
ちょっとまだ調べ始めた段階なので、わかりづらい記事になってしまいましたが、今のところこんなところです。