人類の最終解脱地!と言っても過言ではない(⁰▿⁰)
ANAファーストクラスに乗りました!
ANAにどっぷり浸かって、マイルの庭にも、はやいくとせ、おもえば いととし、このとしつき、今こそファーストクラスいざ搭乗♪ というわけで、半年前くらいからあたためていたファーストクラスチケット、ついに搭乗してまいりました。
一度は乗ってみたいなと思っていたANAファーストクラス。何枚も向こうのカーテンに遮られた向こうがわではきっと「あんな〜こ〜と〜 こんな〜こ〜と〜♩」といつも空想しながら、うらやましいなぁと思っていましたが、ついに乗れる日が来てしまいました!
めくるめくファースト体験、(´-`).。oO老後の自分のために、記録しておきます(゚∀゚)
- 発券するまで
- 伝説のZカウンター
- ラウンジでプレ晩餐
- 期待に胸を膨らませ搭乗を待ちます
- ファーストクラスのお席
- お食事
- あとはあまり覚えていません
- おやすみタイム
- 寝たと思ったら朝ごはんですよ〜
- さいごに
- この旅のまとめ
発券するまで
1年くらい前から空席をチェックし始め、結局、発券したのは日程が決まった半年前くらいでした。
結局ゴールデンウィークの3日前の便でファーストの席を押さえました。ゴールデンウィーク開始前後は上級会員でも席を取るのは難しかったとおもいます。
結局、私の搭乗した便はファーストクラスの席は何席か空いていました。もともと、すいている便だったのだと思います。
日を選ばなければファーストクラスはまぁまぁ自由に取れそうですね(*´-`)
空席状況を確認して、母に「ゴールデンウイークにニューヨークに行かない?」とメールしたら二つ返事で「行く!」とすぐOKが来たので、チケットを手配しました。
伝説のZカウンター
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
Z戦士のみが通れるという…伝説の…「成田空港Zカウンター」ことANAスイートチェックインをくぐらせて頂きました!こんなところ、マイル貯めなかったら一生知らなかったよ… テラヤマアニさんのこの記事でZカウンターなるものを知りました…ありがとうございます!
ヤムチャも一応Z戦士にカウントされてる事だし…戦闘力5のオラも通れるはず…
オラ、ワクワクすっぞ…
と気を練る練習をしてから行きましたが「絶」を会得したわけではないのに、グランドスタッフさんにはわりと塩対応で事務的に対応されました。おしぼりをいただけなかったくらい、な感じです。
多分、私が勝手に緊張していたせいだとおもいます。そうか…HUNTERXHUNTERの方だっただわさ…。
ついにいただきました「F」の大きな文字の入っている搭乗券! オラ、本当にニューヨークにいっちまうぞ…待ってろフリーザ!
ラウンジでプレ晩餐
母には「成田空港に4時間前に来てね♪」とメールしておいたしたところ「えっ 早すぎない?!」と返事。そそそ、そうですよね…普通…。
「ごはんあるから、お昼ご飯を一緒に食べましょう」とかなんとか言って来てもらったと思います。レッツファーストクラスのラウンジに行きましょう!とご案内♪(私も初めてのラウンジ
マリネをたくさん、サラダをたくさんいただきました。ドレッシングが美味しかったです。
梅水晶てきな軟骨がお酒のアテに最高で何回か頂いたとおもいます。
あと、このハスカップのムースがとっても美味しかったです。甘いものと酸っぱいものはお酒に最高ですね(*´∀`)
こんな感じで、日本の最後の春を感じつつ、母と小一時間だべっておりました。「家においてきたお父さんが心配だわ…毎日食べていけるかしら…」みたいな話から始まって、最近のお家事情を話したり、久しぶりにお母さんと2人で喋って呑んで、こういう話をするために旅をするのもいいなと思いました。
期待に胸を膨らませ搭乗を待ちます
ちょうどいい感じに親子で出来上がってきたら、あっという間に搭乗時間に…
雨上がりの成田空港、しっとりして空気が済んでいて爽やかでした。
ドキドキしながら並んでおりました。パスポートあるかな、搭乗券あるかなって、母と3回づつくらい確認したような気がします…
ファーストクラスのお席
搭乗開始です〜誰もいないふかふかのレッドカーペットに!!ロード・トゥ・ニューヨーク!たかまるぅ〜
きょうのお宿はこちらです〜
ひっろーいお席!気分はスター・トレックのキャプテン!自爆シークエンス発動したくなります。
広大な足伸ばしベッドの下に、また広大な荷物置き場…。なんかバックパックでごめんなさい…
今日のお席は「2K」。右後ろですね。すわった感じの景色はこんなカンジでした。なんだろう、ゴージャスというより、この漫画喫茶感!
とニヤニヤしていたのもつかの間、CAさんには丁寧にご挨拶いただき「きょきょきょうは、ははじめてのファーストクラスでして…かかか勝手がわからないので色々教えてください。」と超どもりながら正直に先に申し上げました。そしたら「そうですか、へうぜん様、今日は仲良くしてくださいね♪」と優しくお声がけいただきました。さすが…ファーストチルドレンの扱いに、な、慣れている…。
お飲み物は何になさいますか?とのことだったので、生いっちょう!と言いたい気持ちを抑えつつ…す、スパークリングで…
程なくすると「お着替えなさいますか?」とのこと。そう、予習で知ってるわよ、寝巻きに着替えるのですよね。お手洗いに行って、ご用意いただいたリネンのパジャマにサクサク着替えました。お腹のところがスーパーフリーサイズになってて、デカパン親父かと思いました。
そうか…最初に搭乗してるから、出発まですごい時間あるんですね…と思いながら足を伸ばしたり曲げたりしてエアースクワットして過ごしておりました。はじめて過ぎて落ち着かないカンジでニヤニヤしながら出発時間を楽しみました。
だいぶん、長く感じた搭乗時間を過ごして、飛び立ったら夕焼けの雲の上に。翼がすごい後ろにあって、空が広く見えました。夜と夕方の間を飛んで、幻想的な空を旅立ちました。
お食事
飛んでからカメラでバシャバシャ撮りつつ夕焼け空を眺めていたら、前菜的なサムシングが運ばれてきました。
- ミックススパイス風味のチーズスティック
- 蟹と小海老サラダを巻いた紋甲烏賊のスモーク
- ポークパテと赤ワインのジュレ
- プロシュートとヨーグルトムース マンゴー添え
そうそう、これがアミューズって言うんですよね。「ひとくちのお楽しみ」という意味というのも初めて知りました。マンゴーと生ハムって美味しいのですね。
パクパクいただきましたら、ササッとテーブルメーキングしていただきまして、お飲み物とお食事のリクエストを聞かれたので、和食とおすすめの飲み物をくださいとお願いしました。
しばらくして、この「rindo」というワインをいただきました。
紫鈴(りんどう)2014 ナパ・ヴァレー、カリフォルニア、アメリカ ケンゾー エステイトのフラッグシップとなるボルドースタイルのブレンドレッド。2014年 はナパ・ヴァレー史上これまでにない当たり年と言われており、葡萄の良質感が際立ち、 素晴らしい仕上がりとなっています。鮮やかなガーネットの色合いも美しく、完熟した 果実の香りと、深みがありながらもしなやかな舌触りが心地良い名品です。 カベルネ・ソーヴィニヨン / メルロー / プティ・ヴェルド / カベルネ・フラン / マルベック
「2014年はナパバレーの当たり年で…」みたいなことを言われ(こんなときなんて答えるのが正解かわからないまま)「へ、へぇそうなんですね…」と言いながらテイスティングをどうぞということで一口含んだら…「なにこれ超おいしい!!!」と感動のワイン。
目を丸くしてましたら、そうでしょうそうでしょうとどんどん注いでいただきまして、たくさん頂いてしまいました。
「KENZOのこのrindoは今や入手が難しくなっていまして…」とワイントークをされたので「ケンゾー」はお仕事関係の食事で教えていただいて奇跡的に知っていたので「カプコンの辻本さんのところですよね?」ってオタク知識披露したら…「すいません、それは存じ上げなくて…」とトーク終了。オタク知識で会話をつないではいけないですね。
ファーストクラスの食事で一番感動したのがこのワインでした。
ワインに酔いしれていると、陶器にもられた前菜が運ばれてきました。和だわ!「和!和!」頭のなかアフターバーナー!
先附
- 蒸し鮑酒盗玉子掛け
前菜
- 白魚桜葉寿司
- 貝柱酒粕クリーム和え
- 車海老蛇籠巻き
- 飯蛸旨煮
- そら豆塩茹で
- たらの芽生ハム巻き
他にもお酒があるのかしらと見てみると…
サントリーウイスキー響21年!!!!
21年!!
大事なことなので二回言いました!
夢?うそでしょ、21年!(何度見したことでしょう
さっそく「ひ、ひびきをロックでお願いします…」
響21年キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
これがまたうっま。夢かもしれないもう一回呑んでみましょう。はいうっま。
ほとんど酒のアテみたいなお食事をいただきつつ、こんなところじゃないといただけない響でクラクラしつつ、ワインを注いでいただきつつ…正確に記憶があるのはここまでくらい…
あとはあまり覚えていません
怒涛のお料理をお写真とメニューでどうぞ。
おしるがきました。だしおいしい…
お椀
- あいなめの沢煮椀
おさしみは普通かな…もはやのんべえ…
お造り
- 平目重ね
- 本鮪赤身
メインキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! SUKIYAKI!!
主菜
- 北海道産黒毛和牛味噌すき焼き
煮物
- 長芋揚げ煮
- のれそれ
- 焼き帆立貝
- 蒸し雲丹
小鉢
- 貝ぬたの生湯葉巻き 赤辛子酢味噌掛け
もうこのへんでお腹パンパン…
御飯
- 味噌汁
- 香の物
もう入りません…タプタプ
最後にデザート♪とらやのようかん!甘いものは別腹だわ〜(´~`)モグモグ
和菓子
- とらや羊羹「おもかげ」
お茶がおいしい…ごちそうさまでした(*´∀`)
おやすみタイム
全部食べたら下げてもらって、も、もう動けません…(動いてないけど…)と思ったら「ベッドをお作りしますね」とのことで、座席をウィーンウィーン操作していただいて寝床を作っていただきました。この歳になって、寝床を女性に作ってもらうなんて、なんか恥ずかしい感じ…
これが本日の寝床になります…あったかそう
最初に渡していただいた、ノイズキャンセリング・ヘッドホンがとても役に立ちました。これを耳にあてて寝転がると速攻で( ˘ω˘)スヤァと夜の空に旅立っていきました。
寝たと思ったら朝ごはんですよ〜
到着2時間前だったかな…CAさんに起こしてもらいました。搭乗のときに、どうすればいいか一通り教えていただいて、だいたいこのくらいにご飯を食べるのがいいとのことだったので、そのとおりにしていただきました。
ああ、これが最後の和食なのね…おわかれを噛み締めながらいただきました。塩昆布うっま…しばしお別れの和食たち…
さいごに
めくるめくサービスの憧れに違わないファーストクラスのクオリティでしたが、実際に乗ってみて正直に感想をいうと「案外こんなもんかな~」という感じでした。片道とはいえ、かなりのマイルを消費してしまうので、「ファーストクラスには10年に1回乗れればいいかな」くらいのインパクトだったので、今後はANAマイルはファーストに使うのではなく、何回も渡米するために使いたいなと思いました。豪華なお食事も、地上でもっと素晴らしいものを特別な方と一緒にお話しながらゆっくりいただく方が美味しいと思いますしね。しかし、素晴らしいワインに出会ったのはファーストクラスならではと思いました。
あと、私には座っているまま一人個室でサービスを受けるのは、なんだか高級な老人ホームで介護されているような気がしてしまって・・・ちょっと旅情が盛り下がるというか・・・スニーカーとデイバッグ・バックパック旅行な私には分不相応というか・・・日本のオッサンがいかにも好きそうなことが並べてある感じが・・・やりすぎな気がしました。ファーストクラスってお仕事する方々が楽に飛ぶためにあるのかなと思いました。まあ、一度は体験してみるのもいいかな、また乗れる機会があればという感じで。
それよりもなによりもニューヨークでの旅路が刺激があってとても楽しかったものですから、異国情緒に華を添えるようにファーストクラスに乗れるようなステキな旅人になりたいなと思いを新たにしました。とはいいつつワンワールドでキラキラのエメラルド体験をゲットするためにまた修行します!